お囃子
笑門来福
守山市内の美術館にこんなホールがあったとは・・・。
佐川美術館の地下にあるのです。
今日はこのホールでプロの噺家さん4名と三味線の先生が熱演。
普段はお囃子担当はお客様から見えないところで演奏しますが、
本日は高座の左後方で行われ、
お囃子の説明をしながらの落語会。
うす暗い照明が効果満点。
とりは三風さんの
「愛宕山」でした。
開場と同時に前座さんが大太鼓を長バチで打ちます。
これを
一番太鼓と言います。
『お客様、大勢さんいらして下さい』との願いを込めて打ち込みますが、
最初に太鼓の縁をカラカラカラとたたきます。
これは木戸口が開く音を表しています。
そしてどんどんどんと来い、ドンドンドントコイ、
金持ってどんと来い、と欲張りに打ちます。
また、一番太鼓を打ち上げる最後のところで、
長バチを〔入〕という字の形にして太鼓の表面をおさえます。
やはり
大入り になる様にとの縁起をかついだ打ち方です。
こんな説明を丁寧に話された落語会でした。
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